東京都港区三田の鍼灸院。最寄り駅は三田、白金高輪、田町、麻布十番です。
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鍼灸とは

鍼灸とは、体に鍼やお灸を使った刺激を与えることで、さまざまな疾病に対する治療介入や健康増進を可能にする医療技術です。鍼は、よくイメージにあるような「あの針」ではなく専用のものを使います。お灸はヨモギの葉から精製した艾(もぐさ)をひねったものを線香で火をつけて使います。

目次

鍼(はり)治療について

 

鍼は、血行を促したり、体内エネルギーである「気」の流れを整えることで身体に起こっているアンバランスを整える療法です。

  • 刺してすぐ抜く(単刺)
  • 10分〜15分刺したままにしておいて刺激を徐々に入れる(置鍼)
  • 鍼に低周波をかけて筋肉の血流を上げる電気鍼(パルス)
  • 刺した針に手技を加えて冷えを取る方法

などなど患者さんの状況に応じて使い分けます。

当院で使うのは使い捨ての鍼です

鍼の材質はステンレス、銀、金など様々。最も一般的なものはステンレスです。

太さは0.12mm〜0.24mm(髪の毛の太さは約0.18mm)。長さは1cm〜9cmまで幅があります。

 

当院で使う鍼はディスポーザブルと言って全て使い捨てです。太さは髪の毛よりも細い0.14mmのものを使います。長さは3cmのものをよく使います。

痛みが少なくなるようにちょっと高級な鍼(同じステンレスでもしなりが効くもの)を注文して取り寄せています。

 

お灸について

お灸は、ツボに熱刺激を入れることによって身体を温める作用があります。皮膚表面からの刺激になるので、深いツボに効かせるときは何回も据えます

 

当院で使うのは艾(もぐさ)を米粒の大きさにひねったものです。薬局等で目にするタイプのお灸と比べるとここまで大きさが違います。

鍼とお灸の効果の違い

鍼は気血の滞りをとって流れをスムーズにすることがメインの方法です。また刺激の深さを調節できるのも大きな特徴です。手術をせずに患部(主に深い筋肉)まで直接アプローチできる方法は他にありません。

即効性、痛み、流れが悪い(胃腸障害)、深い筋肉のコリなどにお勧めです。

 

お灸は、やはり身体を温める作用がメインです。また、積み重ねることで健康増進に役立ちます(当院ではお灸指導も行っています)。

徐々に、虚弱、冷え、慢性病にお勧めです。

効果確認の目安

症状の変化自体はなるべく1回で出すように心がけています。

ぎっくり腰でいらっしゃった患者さんが、帰る頃には靴ひもを結んで歩いて帰るなんてこともしょっちゅうです。

ですが、基本的には体に無理のない範囲で段階を踏みながら施術していきます(3回〜5回)。

 

時々、魔法のような即効性を求めていらっしゃる方がいますが、あなたの回復力の範囲で起こること以上の効果は出ません。できる限り、その効果を最大限引き出したいと思いますので、施術中の状態確認や、根本から整えるための治療計画にぜひご協力ください。

 

鍼灸は痛みを取る上で十分あなたのお役に立てるものです。

ただ、痛みをとっただけでは根本解決にはなりません。例えていうなら、試験前の一夜漬けのようなもの。きちんとした効果を継続するには、日々の生活であなたがどのくらい健康に対して投資するかにかかっています。メンテナンスでいらっしゃる方は健康投資ということでご来院いただいています。

 

毎日セルフケアをきちんと行うか、その代わりに施術を受けるか、あなたのライフスタイルによって選択してください。結果はそれに応じてついてくるはずです。